つばめグリル 玉川高島屋SC店 肉汁したたるハンブルグステーキの老舗
2008年2月21日
世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋SC内つばめ風ハンブルグステーキ
先日、平日の19時頃、銀座を歩いていたら、「つばめグリル」の前を通った。
何気なく、店の中に注意を向けてみると、ほとんど満員ではないか。
「銀座」には、おいしい店が山ほどある。
それなのに、そして平日なのに満員ということは・・・。
ひょっとして「つばめグリル」って・・・おいしい・・・カモ。
そういえば、「つばめグリル」は二子玉川にもあったのを思い出した。
高島屋の本館の前に別棟として立っているのが「つばめグリル」。
今まで、「つばめグリル 玉川高島屋SC店」に来たことはなかったが、
その理由は「つばめグリル」というと「高級洋食店」のイメージで
ちょっと高いんじゃないの・・・と勝手に決めつけていたからだ。
ランチだと1500-2000円くらいかな、思いこんでいた。
今日、店の前に来てランチのメニューを見てビックリ。
全て1,000-1,300円の価格帯なのだ。
それを見て、即入店を決意する。
高島屋内のレストランで食事するとなると、ランチとはいえ
1500-2000円が相場であるから、それと比べても明らかに安い。
店内は別棟ということもあり、かなり広めにつくられており、
また高島屋のデパート内の喧騒もないので、落ち着いている。
注文は、「つばめグリル」の定番「つばめ風ハンブルグステーキ」(1320円)。
ライスorパン、トマトのファルシーサラダがつく。
「トマトのファルシーサラダ」とは、トマトが丸ごと一個のサラダ
である。
丸ごとトマト一個なので、ナイフとフォークで切って食べるしかない。
トマトが丸ごと一個のサラダって、居酒屋でもよくあるが、
トマトがグチャツとして食べづらい、あるいは見栄えが悪くなりやすいので
あまりいいイメージはない。
まず、ナイフでトマトを切ろうとすると、スッキリと二つに切れた。
さらに二分の一に切るが、まだつぶれない。
さらに半分の一口サイズに切るが、それでも形がしっかりとしている。
不思議だ。
トマトのうまみにしっかりとした食感が加わって、
今まで食べてきたトマトサラダとのグレードの違いを見せつけられる。
これなら、「ハンブルグステーキ」も期待できそうだ。
間もなく、「つばめ風ハンブルグステーキ」が運ばれてきた。
鉄板にのったハンバーグが来るぞ・・・と思いきや、
鉄板に乗っているのはアルミホイル。
ハンバーグのホイル焼きなのだ。
これは意外。
そして、ホイルをおそるおそる破ってみると、
そこにはジュジューと音を立てているハンバーグと、
グツグツと煮えたぎるビーフシチューが入っていた。
ホイル包みにすることで、肉汁を一滴たりとも漏らさないし、
保温効果も得られる。一石二鳥だ。
なるほど、よく考えられている。
そして、ハンバーグをカットして一口食べる。
「あつっ」。
私はアツアツが大好きなのだが、保温効果が想像以上に効いていて、
本当にアツアツだった。
いったんライスの上においてから食べるが、今度は
「うわっ、うま」。
肉のうのみがしっかりと存在し、さらにビーフシチューのうまみが
加わって贅沢だ。
うまみ+うまみのWうまみで、本来だとうまみがかちあいそうなものだが、
むしろ相乗効果となって、口内を至福感を満たしていく。
これは、本当においしいハンバーグだ。
「ビッグボーイ」の俵ハンバーグで喜んでいる場合ではなかった。
何切れか、ハンバーグを口に入れると、ハンバーグの下に、付け合わせの
インゲンがしかれていることに気付く。
「おっ」、これもなかなか考えられている。
「焦げ付き防止」というわけか。
鉄板+アルミホイル。普通に焼いていれば、間違いなく焦げてしまう。
そして、つけあわせのベイクドポテト。
皮つきというのがいい。ジャガイモは、皮つきがおいしい。
洋食店の付け合わせだから、きれいに皮のむかれたジャガイモが
でてきそうなものだが、「味」重視の姿勢におもわずうならされる。
当然、皮つきのベイクドポテトはおいしかった。
トマトのサラダにライス、ハンブルグステーキもかなりのボリュームが
あるし、さらにベイクドポテトもついているので、かなり満腹になった。
これで1320円は、絶対に安い。
味は当然として、ボリュームもあるし、随所に工夫というか味にこだわる
コンセプトが伝わってくる渾身の一皿である。
「つばめグリル」。さすがは、「老舗」。
その風格が、皿の上に見事に表れているではないか。
ロールキャベツなど、他のメニューも食べたくなった。
店舗外観 つばめグリル 玉川高島屋SC店
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