スパゲッテリア サンタサンタ 玉川高島屋S・C店
2008年9月17日
玉川高島屋SC本館6F2008年9月1日、 玉川高島屋SC本館6F、以前「寿司の美登利」が
あった場所に、「スパゲッテリア サンタサンタ」がオープンした。
どんな店が入るのかずっと楽しみにしていたが、
結構普通のパスタ屋が入ったのには少々驚いた。
しかし、一度訪れてみて、結構満足度は高かった。
何度も書いているが、高島屋内で1,000円でごはんを食べられるところは
数えるほどしかない。
「たまには高島屋で豪華にオシャレな食事」もいいが、
それでは二子玉川在住者にとっては、利用しづらい。
そういう意味で、「サンタサンタ」は、非常にリーズナブルである。
パスタは900円代からあって、1080円、1180円くらいの価格帯の
メニューが豊富である。
そして最大の特徴は、量がS・M・Lの三種類から好きなものが選べるのだが、
どれを選んでも値段が変わらないという点だ。
これは、いつもパスタを大盛りで食べる私にとっては、たいへんありがたい。
どのパスタ屋でも、大盛りには対応してくれるが、普通は、100-300円の
追料金がかかる。それがないだけで、かなり割安である。
注文は、「和風ホンゴレビアンコ」(1080円)のLにした。
アサリは殻付きが10個以上入っていて、さらにむき身のアサリも
かなり入っていたから、S・M・Lによって麺の量が増えるだけではなく、
具の量も増えていると推測される。
麺はアルデンテといえるかは微妙たが、かために茹でられており、
塩加減も強すぎず、アッサリといただけた。
普通においしいパスタ屋の水準をクリアしている。
Lは、普通の店の「大盛り」の量があり、かなり満腹になった。
味、量、値段のバランスで考えると、これで1080円はお得感があって、
私は今後リピートするだろうと確信した。
メニュー数が、数えられないくらい多いので、トマト系や
クリーム系など他のパスタも楽しみである。
あと、大きなカウンターがあって、1人でご飯を食べている人が
たくさんいるので、男性1人でも女性1人でも気軽に入店できる
雰囲気がある。
割高に感じられる高島屋レストラン街において、
私としては、時々ランチを食べる場所が一カ所増えたということで、
たいへんうれしい。
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ワイン・パスタ 吉右(Kichiu) (イタリアン・二子玉川)
2008年4月 4日
世田谷区玉川3-11-1柳小路東角1F
春野菜のバジルソース
柳小路東角。毎日のように前を通っているが、今回初めて
「吉右」(きちう)に訪れた。
大きな暖簾がかかっていて店の中が見えないのである。
そのせいか、何か入りずら雰囲気があって、今まで来ていなかった。
入ってみると、2人のシェフと1人のフロア・スタッフ。
働いている全員が若い女性だったのには驚いた。
そして、店のつくりも少し変わっている。
12席あるカウンターと4人掛けテーブルテーブルが三つ。
カウンターの席数がテーブルと同じというのは、イタリアンの
店としては珍しいだろう。
長いカウンターの向こう側が全て厨房になっていて、
カウンターに座るとオープンキッチンなので細かい作業まで、
全て見えしまう。
「吉右」にの店の雰囲気はカジュアルで、レストランというよりは
ビストロである。
コースもあるが、気楽にアラカルトで注文する感じの
店である。
昼はパスタランチをやっていて、10種類ほどのパスタから、
セレクトできる。パスタにスープとパンがつく。
前菜をつけるとプラス300円となる。
「春野菜のバジルソース」(1200円)を大盛(プラス300円)で
もらう。
エンドウ豆、菜の花、アスパラ、キャベツなどの春野菜が
入ったアッサリとしたパスタだ。
バジルとオイルで味付けされているが、全く油っぽくなく、
味付けも薄めでヘルシーな印象。女性に好まれる味だと思う。
カリカリになったパンチェッタが添えられていて、
全体に淡泊な味わいの中で、このパンチェッタがアクセントになっている。
パスタのゆで加減は普通。
あえて変わったメニューを選んでみたが、エンドウ豆とか
菜の花とか、普通はパスタに入れない野菜が入っていて、
独創性がありおもしろいと思った。
最初、若い女性のシェフが作っていたので少々心配であったが、
きちんとしたレベルの味であった。
また、ディナーに「吉右」に来てもいいかな、と思った。
店舗外観 ワイン・パスタ 吉右(Kichiu)

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2008年4月 4日|
カテゴリー:イタリアン
ピッツェリア・トニーノ (ピザ、イタリアン・下高井戸)
2008年4月 3日
世田谷区松原3-28-10http://www.pizzeria-tonino.com/jp/

おいしい店というのは、店の前に立った瞬間でわかる。
場合によっては、遠くから見ただけでもわかる。
上北沢に用事があったので、二子玉川から三軒茶屋で世田谷線に乗り換え。
下高井戸から京王線に乗り換えた。
世田谷線が下高井戸の駅に到着する直前。
電車の右手に不思議な雰囲気を醸し出す建物が目に入った。
壁が曲線のカーブで構成されていて、南欧風のデザインだなあ
と思い良く見ると、「ピッツェリア」の文字が見えた。
「イタリア料理の店か・・・。雰囲気の良さそうな店だ」とピンと来た。
上北沢で用事を済ませて、下高井戸に戻ると17時半だった。
早速この店に足を運ぶが、開店が18時だった。
店内をちらりとのぞくと、本格的な石窯が店の中央に位置していた。
「これは間違いなく本格的なピッツァが食べられそうだ」ということで、
開店まで待つことにした。
近くのマックで時間をつぶす。
パソコンで仕事をしていたら、いつのまにか19時になっていた。
かなりお腹もすいたので、「ピッツェリア・トニーノ」に戻った。
店内に入って驚いた。平日だというのに、ほとんど満席ではないか・・・。
二階にも席はあるのだが、一階の席は私が座って、全て満席となった。
この地域では、人気の店なのだろう。
注文は、「カプレーゼ」(1400円)と「ピッツァ・ロマーナ」(1600円)
にした。
「カプレーゼ」はもトマトとモッツァレラチーズにバジルが添えられた
イタリアンの基本的なサラダである。
甘みたっぷりのトマトに、ぶ厚く切られたうまみ十分なモッツァレラチーズ、
そしてオリーブオイルもおいしい。かなりボリュームがあるが、ペロリと
たいらげてしまった。
シンブルなサラダなだけにごまかしがきかない。
トマト、チーズ、オリープオイル。イタリアンの基本素材で
構成されているから、「カプレーゼ」がおいしければ、他のメニューも
全ておいしいはずだ。次のピッツァへの期待が高まる。
店の中央には、ピッツァの石窯。それに、ピッツァをこねるテーブルが
置かれていて、テーブルの前のついたては透明になっている。
つまり、ピッツァを作る様子が、全て見えるのである。
というか、見せるためにそうしているのだろう。
まあ、「料理の鉄人」のキッチン・スタジアムみたいなものだ。
私が「カプレーゼ」を3分の2ほど食べたあたりで、
イタリア人のビッツァ職人が、私の「ピッツァ・ロマーナ」を作り始めた。
この辺の料理を作る(出す)タイミングも、絶妙である。
ピッツァを作っているのが、イタリア人シェフ。
「これまた本格的だなあ」と思ったが、この方が店主の
アントニオさんらしい。
さて「カプレーゼ」を食べ終わって、5分ほどしたところ。
実に丁度良いタイミングで、ピッツァがが登場した。
よく、前のメニューを食べている最中にピッツァを運んで来る店が
ある。それはどんなにおいしいピッツァでも、アツアツを食べなければ
おいしくないのだから、ピッツァが出てくるタイミングというのは、
ピッツァをおいしく食べるためには非常に重要なのだ。
ピッツァを一口食べる。「ウマ」
本格的なナボリピッツァである。
生地のうまさ。そして、ソースのうまさ。トッピングのうまさ。
この三位一体のうまさが、口福をもたらす。
「ピッツァ・ロマーナ」は、トマトソースをベースに、モッツァレラ、
アンチョビ、バジリコが添えられているが、「バジリコ」が非常に
強烈で、アクセントになっている。
普通の店の「ピッツァ・ロマーナ」は、たいして風味のないバジリコが
申し訳程度にふりかかっているだけだが、この一皿では「バジリコ」が
味のアクセントになっているし、「バジリコ」が自己主張している。
また、トマトソースがおいしかったのも印象的。
普通、トマトソースの味は平凡で印象に残らないものだが、
このピッツァはソースがおいしい。
アンチョビの塩気が少し強い気もするが、それも「お酒がはかどる塩加減」と
とらえることもできる。
味もボリュームも満足感のあるピッツァであった。
ウェートレスもイタリア人女性がいて、店主のアントニオさんの他に
厨房にももう1人イタリア人が働いていた。
「ピッツェリア・トニーノ」入店する時は、「ボナセーラ
(いらっしゃいませ)」。
店を出るときは、「グラッチェ(ありがとうございます)」
とイタリア語で挨拶されるのも、実に雰囲気が出ていて良かった。
値段は、このロケーションにしてしは安くはないかもしれないが、
都心のイタリアンと比べればリーズナブル。
味よし。雰囲気よし。「ピッツェリア・トニーノ」は、私の直観どおりの
素晴らしい店であった。
下高井戸に来る機会があれば、間違いなく再訪するだろう。
店舗外観 ピッツェリア・トニーノ

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トラットリア・エテルニータ Trattoria ETERNITA (イタリアン・二子玉川)
2008年3月21日
世田谷区玉川3-10-7 ナカヒコビルB1
パスタランチ 雪解けキャベツとベーコンのアンチョビ風(大盛り)
ソフトバンク携帯販売店の隣のビルの地下。
「トラットリア・エテルニータ」は、以前から気にはなっていたが、
地下にある店なのでなかなか入店しづらい。
店に入って客が誰もいなかったら気まずいというか、落ち着かないというか、
そんな不安感にさいなまれる。
パスタを食べたくなったので、今日は思い切って「トラットリア・
エテルニータ」に入店してみた。入ってみて驚いた。
25名ほどキャパの店内はほぼ満席で、空きテーブルは二つしかなかった。
予想外の盛況ぶりに驚かされたわけだ。
パスタランチ(1000円)を注文する。
パスタランチは、五種類ほどのパスタから好きな種類をセレクト
できる。パスタは、トマト、クリーム、オイルと一通りの種類がそろっていて
バラエティに富む。パスタのほかに、サラダとパンとドリンクがつく。
「雪解けキャベツとベーコンのアンチョビ風」を大盛(プラス100円)でもらう。
メニューに100円プラスで大盛にできます、と書かれているのは良心的だし
たったの「100円」というところが、さらに好感触である。。
オーダーするとすぐに、サラダとパンが運ばれてきた。
まず、サラダだが盛りがいい。サニーレタスに、オリーブオイルと
粉チーズがかかったシンプルなサラダが大皿に一杯でてきて
食べ応えがある。パンは、少しだけ加熱されたフランスパンが一片。
さて、パスタである。
アンチョビ風ということでアンチョビが入ったソースが出てくると思いきや、
アンチョビの風味がつけられたオイルで味付けされたパスタである。
ある意味サプライズ。
麺は、しっかりとしたアルデンテ。コツコツとした食感がしっかりと残る。
ベーコンとキャベツもふんだんにつかわれていて、またベーコンのうまみも
パスタにうつっておいしい一皿にまとまっている。
ペーコンを使うとしょっぱめになることが時々あるが、そんなことはなく、
麺とソースの塩加減もちょうどよかった。
食後に紅茶を頼んだ。ポットではないが、非常に香り豊かな紅茶で、
なによりもカップがきちんと温められていたのには感心した。
1000円のランチではあるが、要所要所のツボがきちんとおさえられている。
「1000円は安い」と思わせる。満席近くまで客が入っていたのにも納得。
ランチでこのレベルであるから、ディナーでは本格的なイタリアンを出す
店であることは間違いないだろう。
ディナーのコースは、冷前菜2品、温前菜1品、パスタ、リゾットより1品、
炭火焼料理より1品、合計5品チョイスできるメニューが3300円であり、
これまたお得に思われる。ということで、後日、「トラットリア・エテルニータ」に、
ディナーで再訪したいと思う。
店舗外観 トラットリア・エテルニータ Trattoria ETERNITA

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2008年3月21日|
カテゴリー:イタリアン
聖林館 (中目黒・ピザ) ナポリピッツァの老舗店
2008年3月20日
目黒区上目黒2-6-4
ピッツァ マルゲリータ
今でこそナポリピッツァを出す店はたくさんあるが、東京でもそのさきがけ
となったのが、「SAVOY(サヴォイ)」。その「SAVOY」が場所と店名を変えて
リニューアルオープンしたのが、「聖林館」である。
グルメ評論家の山本益博氏も「聖林館」のピッツァを絶賛しているので、
楽しみにしてきた。
店は、鉄の格子に囲まれた中世の屋敷のような重厚なたたずまい。
看板はなく、店の前におかれたメニューでここが「聖林館」だと
わかる。
1階がピッツァの窯が置かれた厨房で、2階と3階に客用の
テーブルがある。らせん階段を上って、上へのぼる。
店内には賛美歌が流れ、イスは教会のイスが使われていた。
教会ではないが、中世イタリアの古い洋館を意識しているのだろうか・・・。
通常のイタリアン・レストランとは、全く雰囲気がことなりユニークである。
さてメニューだが、前菜はサラダを中心にいろいろとメニューがあるが、
ピッツァは「マルゲリータ」と「マリナーラ」の二種類のみ(1575円)。
サイズの選択もない。
「マルゲリータ」を注文する。
しばらくして、宅配ピザでいうところのMサイズ、やや小ぶりの
ピッツァが運ばれてきた。
生地のパリパリ感は控え目で、モッチリと焼きあげられている。
噛むと非常に歯ごたえがあり、粉の風味が口の中に広がる。
生地自体十分な塩味がついている。
モッツァレラ・チーズはほどよい量がのっており、口のなかでとろていく。
トマトはフレッシュトマトではなく、ホールトマトを使っているようだ。
今まで食べてきたナポリピッツァと比べると、モッチリ感が強く
生地の塩味がしっすりとついているという点が特徴だろう。
非常においしいピッツァである。
2人で行くのなら、前菜を何品か頼んだうえで、一人一枚のピッツァを
注文するのが適当だろう。2人で一枚のピッツァをシェアすると、
かなり物足りないだろう。
個人的には、せっかくおいしいピッツァなので、
イタリア風に大きなLサイズをガッツリ食べたいという気はした。
「聖林館」は、有名店でマスコミにもよくとりあげられているし、
非常に高い評価を得ているが、あまり期待しすぎずると
期待はずれになるかも。
肩ひじ張らずに、気楽にピッツァを楽しみたい。
店舗外観 聖林館

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2008年3月20日|
カテゴリー:イタリアン
ガルロ・ネロ GALLO NERO 玉川高島屋店 (イタリアン・二子玉川)
2008年3月19日
世田谷区玉川3-7-18 玉川高島屋SC南館6階
ボンゴレ・ビアンコ
玉川高島屋南館6階のパスタの店。
土日には行列もできているので、「ガルロ・ネロ」の味を
チェックしてみることに。
メニューは、スパケディ以外に、自家製麺のフェットチーネ、手作り
ニョッキ、ペンネ、自家製手打麺のラザーニャなど、パスタの種類が
非常に豊富で本格的な雰囲気がただよう。
私の注文は、ボンゴレ・ビアンコ。大盛り(プラス210円)でいただく。
パスタ単独で注文したが、店内は日曜の昼ということもあり、
かなり混雑しているにもかかわらず、注文してから10分ほどで手できた。
パスタのゆで時間とほとんど変わらない時間で出てきたのでビックリしたが、
かなり手際よく調理しているのだろう。
さて、肝心の味のほうだ。
メニューには、わざわざ「スパゲティアルデンテ」と書かれていて
これで「アルデンテ」でなかったらしゃれにならないが、
パスタのゆで加減はちょうどよかった。
しかしながら、アサリりのうま味がちっともパスタに出ていない。
パスタを食べても塩味のみで、貝のうまみがあまりしないのだ。
こぶりのアサリが20個くらい入っていて、アサリ自体はふんだんに
使われているのだが・・・残念である。
とはいっても、おいしくないわけではなく、普通レベルのパスタと
言ってよかろう。
意外だったのは、一番安いパスタメニューが、1,050円からあったことだ。
高級店の多い高島屋の中では、リーズナブルな値段でごはんを食べられる店
ということになる。
他の人と視線が合いづらいテーブルの配置になっていて、男性や女性の
一人客にも入りやすい雰囲気。実際に、そうした一人客が何人もいた。
「ガルロ・ネロ」が、土日に行列ができているのは、「味」というよりも、
リーズナブルな値段設定や待ち時間の少なさ。
気取らない雰囲気のせいではないかと思う。
ランチといえども2000円近くかかる高島屋内のレストラン。
こうした店があってもいいだろう。
店舗外観 ガルロ・ネロ GALLO NERO 玉川高島屋店
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