てきざん produced by 的山荘・大分 (和食・二子玉川)
2008年2月16日
世田谷区玉川3-17-1玉川高島屋S・C新南館10Fhttp://www.tekizan.jp/

「如月のミニ会席」から お造り
玉川高島屋のレストラン食べ歩きも、半分以上は制覇したが、
南館の高層階だけスッポリと残ってしまっている。
南館レストランは、上の方になるほど高級である。
今日は、南館10階の「てきざん」でランチをいただく、
「如月のミニ会席」(5,500円)である。
和食の「おいしい店の条件」というか、その店のレベルを
瞬時に判別する方法がある。
それは、「お造り」がおいしいかどうかということだ。
さらに詳しく言えば刺身本体を食べる必要はなく、
「お造りのツマ」がおいしいかどうか。ここがポイントである。
これだけで、その店の、その職人のレベルというのが、瞬時に分かってしまう。
ということで、この「てきざん」のツマはどうかというと、
シャープな包丁で切ったことは明白で、非常にシャッキリと仕上がっている。
実においしいダイコンのツマである。
また、ダイコンのツマにミョウガも少し混じっていて、
アクセントになっている。というか、こうしたひと工夫がうれしい。
切れない包丁を使っていたり、包丁の手入れが悪いと、ダイコンのツマが
シャキッとしない。あと、作り置きしたツマは、乾燥して食べられた
もんじゃない。
ダイコンの鮮度とその切り方さえみれば、もうその店のレベルというのは
おのずと分かってしまう。
そして案の定、刺身もおいしかった。
氷の上の冷やし加減というか、おいしく食べられる温度をピンポインで
おさえている。ワサビも当然生ワサビで、これもおろしたてだ。
というわけで、「お造り」一品を食べただけで、「てきざん」が
大分の高級料亭の名に恥じない、レベルの高い料理を供していることが
よくわかった。
椀もの、蒸し物も秀逸である。
しっかりとした和風ダシがしっかりしているから、何を食べてもおいしい、
ということになる。
先付けのカキの酢味噌、そして蒸し物のヒロウスとか、ちょっと普段は
食べないようなユニークな一品も入っていて、これが大分の「郷土色」なのだろう。
お食事の「鯛茶漬け」もシンプルでいい。
ここでもまた、ダシのうまさを確認。
そして、甘味のゴマプリンが、口の中でとろける、また絶品である。
最初から最後まで全品がおいしいというのは、和食のコースでも
滅多に体験しない。
新鮮な素材。大分の郷土色。そして、卓越したプロの技。
さらに、窓から眺める素晴らしい風景。
これで、5,500円は安いだろう。
「てきざん」は、大分日の料亭「的山荘」がプロデュース
高級店の何恥じない、しっかりとした仕事を堪能した。
非常に有意義で充実した午後のひと時であった。
店舗外観 てきざん produced by 的山荘・大分
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