Giang's ジャンズ (ベトナム料理・二子玉川) マスコミでも有名な本格ベトナム料理店
2008年3月22日
世田谷区玉川3-5-7 黒川ビル3F牛肉のフォー
二子玉川のお店で、最もマスコミ登場回数の多い店は、
この「Giang's(ジャンズ)」ではなかろうか。
その数、180回を超えるというから驚かされる。
雑誌などで東京のエスニック料理の特集をする場合は、
必ずといっていいほど「Giang's(ジャンズ)」は登場しているし、
「ザガット」や「東京いい店、うまい店」など東京のレストランガイド
にもよく紹介されている。
「Giang's(ジャンズ)」の場所は、「奈良屋」「珠玉」のビルの3階。
急な階段を上って行くと、壁の両側に、今まで登場した雑誌のページが
飾られていて圧倒される。
白を基調とした店内の飾り付けはシンプルだが、ベトナムの音楽が
流れ、店を経営するベトナム人夫婦のベトナム語の会話が、
異国情緒を盛り上げる。
バン・クンティー(豚肉の蒸し春巻き、993円)、牛肉のフォー(1129円)に
ベトナムビールを注文した。
「豚肉の蒸し春巻き」だが、もっちりとしたモチ米の皮に、豚肉のひき肉が
包まれていて、甘酸っぱい透明のソースとパクチーや何種類かの薬味が
かけられている。爽やかなソースがユニークで、今まで食べたことのない味だ。
パクチーや薬味のせいか、ベトナム・テイストは十分楽しめる。
「牛肉のフォー」は、予想通りのアッサリ、サッパリとした味わい。
パクチーは少なめで、モヤシが軽く茹でられている(ベトナムでは生のモヤシ
が使われる)など、多少、日本人に食べ安いようにアレンジされているが、
スープ自体は日本人好みの味に迎合することなく、本格的なベトナムの
フォーの味を出している。
ベトナム料理、すなわち生春巻きやフォーを出す店は非常に多いが、
ほとんどの店は日本風にアレンジされていてつまらない。
本場のフォーは、このように多少物足りないほどにアッサリして
いるのだが、日本風にアレンジされると塩かげんやうまみが極端に
強くなる。
料理は非常においしいのだが、春巻き、フォー、ビール一杯で
2,700円の会計。生春巻きなどの1品料理が、どれも1,000円ちかくして
お値段は少し高めである。
3、4人で行って、料理をわけて食べると、もっとたくさんの
種類が食べられて、安く上がるだろう。
というわけで、「Giang's(ジャンズ)」では、本格的なベトナム料理を
楽しむことができるが、本格的なベトナム料理が必ずしもフツーの
日本人にとって「おいしい」と感じるかどうかは別な問題となる。
私は、日本風にアレンジしたエスニックよりも、こうした本場の
雰囲気のある味が俄然好きだ。
店舗外観 Giang's(ジャンズ)
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2008年3月22日|
カテゴリー:エスニック
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